作者別: the weaving work

新年

毎年思うことだけれど、私は『年が明ける』という感じがとても好きです。
強制的に新しい自分として新しい日々が始まるという気分にさせられるからです。

だいたいいつも年の終わりにその一年の振り返りと次の一年のイメージをします。
2019年はこんなふうに過ごしていきたいなということも大まかに考えました。
私はこういうことは胸に秘めておきたい性質なので、自分のイメージを持って一年を過ごし、またその年の終わりに書き出して振り返ってみる…というのがここ数年の流れです。

いつも1月は出だしのまっさらな気持ちで軽やかに行動を起こすことができるので、小さなことをちょこちょことトライしています。
ごく小さな習慣で、勉強とか運動とか新しい本とか行動パターンとか。
日が進むにつれ、体が勝手に慣れ親しんだあの昨日と今日がつながったような日々に戻ろうとするので、1月はそれに捕まらないように軽やかに軽やかに過ごします。
新年ムードで世間もふわふわしてる感じだし。
本当は毎日をそんな軽やかで新しい気持ちで過ごすことができたらいいんですけど…

ま、とにかく織りに関して言えば、立ち止まって休憩していたところから今年は少しずつまた歩き出そうと思います。
小さくゆっくり、昨年一年のことを活かしていけるようにやってみます。

皆さまにとっても軽やかで希望のある一年になりますように!

2018

この2018年という年は自分の好きとか楽しいという感覚をきちんと意識して過ごそうと昨年末に決めて色々とやってきました。

経済活動的な停滞感はありましたが、自分にとって大切で印象深い一年になりました。

自分という人間と旅をしていたような、とでもいいましょうか。

私は何かを所有したいという欲が元来薄く、自分が何かを欲する感覚がかなり鈍くなっている自覚もあったので今一度ちゃんと向き合ってみようと思ったわけです。

かつてそれなりに渇きを感じていた頃の自分の感覚をなぞってみたりしながら、馬鹿みたいにただ「何が欲しているのか」を探り続けました。

物を所有することへの興味は変わらず薄いままですが、自分の心がどんなことに反応するのかということは確認できました。

どうやら私は体験や経験することに対して強く心を惹かれる人間のようです。

行く、見る、聞く、読む……躊躇なくお金と時間を使ったのは旅行と本でした。

特に、知らない場所を自分の足で歩くということには特別な価値を感じます。

大人になって、あらゆる知らない場所がただ訪れるだけではなく、自分の生活の場所にもなり得るということを知ってからは、旅はさらに豊かなものを自分にもたらしてくれている気がします。

色んな場所で、様々な人たちの時間や空間の使い方を見て、遠回りかもしれないけれどそういうことが自分の求めるものを浮き上がらせてくれるのだと思います。

今年はものを作ることに関しては立ち止まっていたような一年だったけれど、少し自分の目を覚ますことができたような年でした。

来年はなにか形にできるようにやっていきたいと思います。

日本では平成も終わり、時代が移ってゆく大きな節目になるのでしょうか。

良いことも大変なこともそれぞれにあるとは思いますが、皆さま健やかに新たな年を迎えられますように!

ライブへ

先日、宇多田ヒカルさんのライブに行ってきました。
ティーンの頃に彼女の曲をよく聴きよく歌い、当時のライブにも行きました。
ちょうど彼女が活動のペースを緩やかにした頃から、私も社会人になったりと忙しくなり音楽を聴くことから遠ざかっていました。

しかし近年、SNSでふと彼女の話題に触れ、無性にまた彼女の曲が聴きたくなったのです。
ちょうどアルバムリリースのタイミングだったのでそれを入手し、今の彼女の曲に耳を傾けました。
これまでの人生を経て変わったもの、変わらないもの、どれもとても心地よく感じました。
変化していくというのはすごいことだなとか考えながら、彼女を繊細にした時間、大胆にした時間のことを思いました。
彼女のことはなにも知らないけれど、彼女にもずっと生活があって食べたり眠ったり考えたり本を読んだり、そういうことをしながら生きてるんだよな~

私は好きな曲はあるけれど、どの曲に特別に強い思い入れがあるというわけではありませんでした。
この曲歌ってくれるかな、どんな話するのかなと迎えたライブ当日。
音が鳴って、歌い始めから感極まってしまいました。
音も声も近い。
存在も近い。

彼女が今同じ場所に居て、そこで歌っているということ自体が感動的でした。
音と声に抱かれる感じと会場の一体感。
他のお客さんたちも、出てきた!やったー!きゃー!!という感じではなく、彼女が歌っている姿や声全てにぐっときているような様子だったのが印象的でした。
小さな彼女がステージの上で神様のような大きな存在に見えました。

本当に良いものを見せてもらった。
音楽にすごく心を揺さぶられた。
またここから彼女の音楽を追っていきたいなと思いました。

『LAUGHTER IN THE DARK』というタイトルもとても好き。

山の景色

登山はしないのですが、山がある風景にはとても惹かれます。
個人的な好みとしては、ごつごつとした岩山にまだらに茂る木々の岩と緑のコントラストがとても好きで見入ってしまいます。
そんな山を見る醍醐味を知ったのもここ最近のことで、以前は山に行っても何をすればいいのかイメージが湧かなくて、山はしっかり登山をする人たちの場所だと思っていました。

多分きっかけは散歩。
朝日や夕日に合わせて散歩するようになって、その好きな風景の中に山があることに気付いたような気がします。
それから山の写真とか見ることが好きになりました。

10月は気持ちの良い天気の週末が多く、ちょうど動ける日があったので「秋だ、紅葉でも探しに行ってみるか」と季節の助けをかりて立ち上がったわけです。
色々調べてみて、「やまなみハイウェイ」を是非とも走ってみたいということになりました。

やまなみハイウェイは湯布院から阿蘇まで連なる山々の足元を走るドライブコースです。
雄大な景色の中を車で進みます。
迎えては過ぎていく景色がどれも本当に素晴らしく、途中何度も車を止めました。

紅葉はまだ早かったけれど、光を受け緑燃ゆる山々の美しさは圧巻でした。
途中立ち寄った由布岳では少しだけ入口のあたりを散歩し(軽装だったので)、山に包まれる幸福感を味わいました。
なんて雄大なんだろう。
山を神様として大切にするのも納得だよな~と思いながら山を堪能した休日でした。
九州にもたくさん山があるから、これから少しずつ見て回りたいと思います。

冬の足音も聞こえてきましたが、皆様元気に秋をご堪能ください!

hiroshima

何だか旅行ブログみたいになってますが、仕事はゆるゆるとやっています。
9月は広島に短い旅行をしました。

同行者のリクエストで厳島神社と平和記念公園・資料館などを訪問。
私は何度か訪れたことのある場所ですが、何度目でも気持ち新たに感じられる場所です。

厳島神社はちょうど満潮のタイミングで、海の上にある神社の姿は荘厳さたるや。
前回の訪問時は干潮だったので、その印象の違いにも感動しました。
干潮のときは鳥居の近くまで行くことができて、それはそれでとても興味深い体験でした。

…ちょっと出掛ける時間になってしまったので、続きはまたあとで書きます!

プレゼント

最近、仕事でもプライベートでも「プレゼント」について考える機会が多くなっています。

私自身は物欲が枯れていることに起因して、プレゼントをもらうということがあまり得意ではありません。
でも歳を重ねるにつれて人に何かを贈るという機会も増え、その度にプレゼントについて色々と考えたり悩んだり相談したりして自分なりにこれだ!と思うものを探してきました。
その人の生活や生き方に思いを馳せて、何を贈ろうかと考える時間はとても豊かだと思います。

自分のプレゼント遍歴を振り返ってみると、私は「贈ったあと変化していくもの」を選ぶのが好きなようです。
食べること、旅行や遠出、植物、本、ギフトカード…
形が定まらないもの、自分を動かしてくれるものがとても好きです。

私が自分で作っているものは「物」だけれど、作る過程で贈る人と贈られる人どちらにも触れることができます。
それは自分にとってプレゼントについての考えを広げてくれる経験になりました。
良いものを仕上げられれば、プレゼントに込められた想いはより味わい深いものになり、受け取った人の生活に新しい風が吹き込む窓になるかもしれない。

簡単なことではないけれど、こういう考えを持って作っていけたらいいなと思います。
プレゼントについてはこれからも色々と考えていくトピックになりそうです。

日に焼ける夏

いつも夏はひきこもっていて、日に焼けることもなく汗もかかずに涼しく過ごしていました。
が、今年のこの異常に暑い夏に限って外に出る機会に恵まれています。
図らずも海へ行き、祭りに行き、外を歩き回り…火傷のような日焼けをして、肌には色んなラインで模様がつきました。

日焼けし慣れていないので、日焼けというものをちょっとなめていました。
ほんの数時間太陽の下にいるだけでこんなにダメージを受けるなんて…
日焼けは勿論のこと、日焼けがもたらす疲労。
なかなかのものでした。
太陽の光を浴びたあとに残るだるさのまま昼寝をして、目が覚めて冷たい飲み物を飲んで一息つく。

何度かそういう時間を過ごしている中で、子どもの頃の夏をぼんやり思い出しました。
外の暑さ、涼しい部屋、冷たい素麺、遊ぶ約束、心地よいだるさ。
あの頃の夏も暑くて嫌だったはずなのに、どこかそれを楽しむ気持ちもあったんだなと今更気がつきます。

夏は毎年暑くて嫌いだと思いながら過ごしています。
今年も例外なく。
でも日が長いのはちょっと好きで、きっと少し後に思い出す今年の夏は楽しくて眩しい夏なんじゃないかな。
そう思いながらこの酷い暑さをなんとかやり過ごしています。

長い夏、あとどんな楽しいことがあるんだろう。

梅雨のひととき

今の季節をしっかり感じるには…と思い立ち、紫陽花を見に行きました。
初めて紫陽花という花を意識して眺めた気がします…季節感に欠ける生き方なので…

筥崎宮のあじさい苑を訪れ、改めて見ると紫陽花とはこんなに野性味のある花だったのかと驚きがありました。
木々の傍らで負けずに生い茂る姿の迫力といったら…!
街の中で見る紫陽花とは全く違う印象で、圧倒されてしまいました。
深い緑色に添えられた少し淡いピンクや青、白。
生きる力の勢い。

「花」よりも断然「樹木」に興味があったけれど、やっぱりこういうふうに土の上で、色んな群れの中で生きているものは魅力的でした。
光も影もあって美しい。
季節ごとに色んな植物の群れを見てみたい。
そういう風景に今すごく惹かれます。

どこにでも行けるんだから、行きたいと思ったらそこに行こう。
見たい景色を見よう。

いつも「夏になる前の時期」としか思ってなかったけれど、素敵な時期なんだと思えて良い6月でした。

あと!サッカーも毎日面白くて!
なんてエキサイティングな6月!
7月も時差に負けずW杯を満喫します。
どこが勝つのかな~

Spain

スペインに遊びに行ってきました。
とにかく仕事一切なしのプライベートで旅行がしたかった!
地図で適当に場所を決めて、安い航空券買って、ノープランの貧乏旅行です。

忙しい旅にしたくなかったので、その時の気分で動けるようにかなりゆったりとしたスケジュール。
バルセロナで約1週間のんびり過ごしました。
チケットと宿を手配してから、スペインとは…バルセロナとは…と調べてみたら、海も山もあるし、ピカソもダリもガウディも!
ガウディは学生の頃もそんなに自分の好みではなく、あまり強く惹かれることはありませんでした。
しかし、行くとなったらやっぱり自分の目で見られるということに徐々に興奮してきました。
マドリードも面白そうだし、グラナダもかなり良さそう…
調べていたら色々出てくるけど、どうしても行きたかったら向こうで手配すればいいし、まぁまた行けばいいし、ということで今回はバルセロナのみに。
現地でも色んな人に「え!日本から来て、1週間もいてバルセロナだけ!?」という反応をされましたが、とてもいい日々を過ごせました。

バルセロナは比較的新しい街なのでなんといっても移動がしやすい。
空港も近くてとても楽…
今回は迷子になっても困らないほどの時間的余裕があったので、Google mapはほぼ使わずに紙の地図を使ったけど、全然問題なく歩き回れました。
ウォークラリーみたいで楽しかったな!

「見られるなら楽しみだな~!」くらいに思っていたガウディですが、もう初日からノックアウトされました。
サグラダ・ファミリア。
外観のイメージが強かったけれど、中に入って、あの圧倒的な構造を目の前にして、あんなに感動するなんて思いませんでした。
これを人が作っているだなんて信じられない。
まるで樹木や鉱物のように自ら成長しているようにしか思えませんでした。
なんで今までガウディに惹かれずにいたんだろう…
実際に彼のデザインに触れてみると、私自身の興味・関心にかなり沿っているし、それを実際に形にして機能させているということは奇跡としか思えないし、とにかくもうこれを見る前の自分には戻れないんだ…と呆然と気が済むまで眺めてきました。
本当に自分でここに立って、見られて良かったと思いました。

ほとんどガウディツアーみたいになったこの旅行ですが、私が一番楽しみにして行って、実際一番楽しかったのはMontserratという岩山の町です。
バルセロナから列車で2時間ほどの道のりはずっとどんよりとした空模様で、山は靄に包まれていました。
心配しながら登山列車を降りて駅を出ると、雲間から光が!
神様!ありがとう!

そして私の周りに聳え立つ岩山に気付きます。
「……………」
絶句。
なんだこの神々しい山は。
ガウディもこの景色を見たのか…!
最終日にここでも圧倒されてしまいました。

昼の少年合唱団の清らかな歌声を浴びて、午後から動き出したケーブルカーでさらに登ります。
広さはあるけど柵のない道を歩き、次々に迫りくる絶景を堪能し、気がつけば道は段々と険しくなっていました。
思いがけずガチ登山に…街歩きの恰好ですが…
途中でさすがにここまでにしておこうかと迷っていたら、降りてきた人に「その恰好で行くなら気を付けて!でも頂上の景色最高だよ!」って言われてやる気爆発。
結構ドキドキする場面もありましたが、やはり頂上からの景色は最高でした。
あんな絶景が見られるなんて、がんばってよかった!
Montserratみたいな乾いた山、日本にもあれば是非行ってみたいです。

かなりゆるい旅で、ものすごく暇になってツアーバスに乗ったり、観光船に乗ったり、ひたすら歩き回ったり、知らない街だったバルセロナも親しみのある場所になりました。
思えば約十数年ぶりのヨーロッパ。
行ってみたい場所はたくさんあるので、年に1度くらいは海外に行こうかなぁ。

ライブは良い

先日ACIDMANのライブに行ってきました。
久しぶりでドキドキしながら会場のライブハウスへ。

やっぱり今回も最高でした。

真っ暗な空を見上げたくなるような音楽。
ライブ中もいつも、光が当たっていない天井を何度も見上げてしまう。
とてつもなくこの世界は大きくて、自分のいるこの場所が確かにその一部なんだ…とかぼんやり考えます。
要するに、宇宙なんですけど。

Voの大木さんがいつもステージで宇宙の話をしてくれるんですけど、今回も大興奮の宇宙講義でした。
ライブでダークマターとか宇宙定数の話するロックバンドいる?
最高じゃないですか?
大木さんの白熱宇宙教室ってN〇Kとかで番組作ってくれないかな。
専門家も呼んで1時間くらい好きに話したり質問したりしてほしい。
エンディングは1曲演奏してくれて、スタジオ観覧にも行けると良い。
配信もしてほしい。
ふざけてるんじゃなくて、真面目に心から見たい番組なんです…音楽活動にも良い刺激になるのでは…

彼らの音楽はロックで疾走感や熱量があって、腹にドーンと飛び込んできます。
その音がなんというかとても知的で理性的なんです。
荒ぶるものを覗き込んで、捏ねて、削って、形を与えたような、そんな音に感じられる。
彼らの音楽からはそういうことが伝わってきて、毎回感動しています。
大木さんは「音楽ってエンターテインメントなんだけど、そこを越えていけたら」って言っていたんだけど、私にとってはもう越えてきている。
どの曲も背中からグイッと攫われるような力があって、いつも新しい世界を見せてくれるような気がします。

またファンブログのようになってしまいました。
私は織物をしていて、そのHPのブログなんですけども。
宇宙好きな方には特におすすめですので、気になる方は是非ACIDMANトライしてみてください。(ファンブログ)
結成21年の感じの良いバンドです。