ライブへ

先日、宇多田ヒカルさんのライブに行ってきました。
ティーンの頃に彼女の曲をよく聴きよく歌い、当時のライブにも行きました。
ちょうど彼女が活動のペースを緩やかにした頃から、私も社会人になったりと忙しくなり音楽を聴くことから遠ざかっていました。

しかし近年、SNSでふと彼女の話題に触れ、無性にまた彼女の曲が聴きたくなったのです。
ちょうどアルバムリリースのタイミングだったのでそれを入手し、今の彼女の曲に耳を傾けました。
これまでの人生を経て変わったもの、変わらないもの、どれもとても心地よく感じました。
変化していくというのはすごいことだなとか考えながら、彼女を繊細にした時間、大胆にした時間のことを思いました。
彼女のことはなにも知らないけれど、彼女にもずっと生活があって食べたり眠ったり考えたり本を読んだり、そういうことをしながら生きてるんだよな~

私は好きな曲はあるけれど、どの曲に特別に強い思い入れがあるというわけではありませんでした。
この曲歌ってくれるかな、どんな話するのかなと迎えたライブ当日。
音が鳴って、歌い始めから感極まってしまいました。
音も声も近い。
存在も近い。

彼女が今同じ場所に居て、そこで歌っているということ自体が感動的でした。
音と声に抱かれる感じと会場の一体感。
他のお客さんたちも、出てきた!やったー!きゃー!!という感じではなく、彼女が歌っている姿や声全てにぐっときているような様子だったのが印象的でした。
小さな彼女がステージの上で神様のような大きな存在に見えました。

本当に良いものを見せてもらった。
音楽にすごく心を揺さぶられた。
またここから彼女の音楽を追っていきたいなと思いました。

『LAUGHTER IN THE DARK』というタイトルもとても好き。