カテゴリー: 旅

山の景色

登山はしないのですが、山がある風景にはとても惹かれます。
個人的な好みとしては、ごつごつとした岩山にまだらに茂る木々の岩と緑のコントラストがとても好きで見入ってしまいます。
そんな山を見る醍醐味を知ったのもここ最近のことで、以前は山に行っても何をすればいいのかイメージが湧かなくて、山はしっかり登山をする人たちの場所だと思っていました。

多分きっかけは散歩。
朝日や夕日に合わせて散歩するようになって、その好きな風景の中に山があることに気付いたような気がします。
それから山の写真とか見ることが好きになりました。

10月は気持ちの良い天気の週末が多く、ちょうど動ける日があったので「秋だ、紅葉でも探しに行ってみるか」と季節の助けをかりて立ち上がったわけです。
色々調べてみて、「やまなみハイウェイ」を是非とも走ってみたいということになりました。

やまなみハイウェイは湯布院から阿蘇まで連なる山々の足元を走るドライブコースです。
雄大な景色の中を車で進みます。
迎えては過ぎていく景色がどれも本当に素晴らしく、途中何度も車を止めました。

紅葉はまだ早かったけれど、光を受け緑燃ゆる山々の美しさは圧巻でした。
途中立ち寄った由布岳では少しだけ入口のあたりを散歩し(軽装だったので)、山に包まれる幸福感を味わいました。
なんて雄大なんだろう。
山を神様として大切にするのも納得だよな~と思いながら山を堪能した休日でした。
九州にもたくさん山があるから、これから少しずつ見て回りたいと思います。

冬の足音も聞こえてきましたが、皆様元気に秋をご堪能ください!

Spain

スペインに遊びに行ってきました。
とにかく仕事一切なしのプライベートで旅行がしたかった!
地図で適当に場所を決めて、安い航空券買って、ノープランの貧乏旅行です。

忙しい旅にしたくなかったので、その時の気分で動けるようにかなりゆったりとしたスケジュール。
バルセロナで約1週間のんびり過ごしました。
チケットと宿を手配してから、スペインとは…バルセロナとは…と調べてみたら、海も山もあるし、ピカソもダリもガウディも!
ガウディは学生の頃もそんなに自分の好みではなく、あまり強く惹かれることはありませんでした。
しかし、行くとなったらやっぱり自分の目で見られるということに徐々に興奮してきました。
マドリードも面白そうだし、グラナダもかなり良さそう…
調べていたら色々出てくるけど、どうしても行きたかったら向こうで手配すればいいし、まぁまた行けばいいし、ということで今回はバルセロナのみに。
現地でも色んな人に「え!日本から来て、1週間もいてバルセロナだけ!?」という反応をされましたが、とてもいい日々を過ごせました。

バルセロナは比較的新しい街なのでなんといっても移動がしやすい。
空港も近くてとても楽…
今回は迷子になっても困らないほどの時間的余裕があったので、Google mapはほぼ使わずに紙の地図を使ったけど、全然問題なく歩き回れました。
ウォークラリーみたいで楽しかったな!

「見られるなら楽しみだな~!」くらいに思っていたガウディですが、もう初日からノックアウトされました。
サグラダ・ファミリア。
外観のイメージが強かったけれど、中に入って、あの圧倒的な構造を目の前にして、あんなに感動するなんて思いませんでした。
これを人が作っているだなんて信じられない。
まるで樹木や鉱物のように自ら成長しているようにしか思えませんでした。
なんで今までガウディに惹かれずにいたんだろう…
実際に彼のデザインに触れてみると、私自身の興味・関心にかなり沿っているし、それを実際に形にして機能させているということは奇跡としか思えないし、とにかくもうこれを見る前の自分には戻れないんだ…と呆然と気が済むまで眺めてきました。
本当に自分でここに立って、見られて良かったと思いました。

ほとんどガウディツアーみたいになったこの旅行ですが、私が一番楽しみにして行って、実際一番楽しかったのはMontserratという岩山の町です。
バルセロナから列車で2時間ほどの道のりはずっとどんよりとした空模様で、山は靄に包まれていました。
心配しながら登山列車を降りて駅を出ると、雲間から光が!
神様!ありがとう!

そして私の周りに聳え立つ岩山に気付きます。
「……………」
絶句。
なんだこの神々しい山は。
ガウディもこの景色を見たのか…!
最終日にここでも圧倒されてしまいました。

昼の少年合唱団の清らかな歌声を浴びて、午後から動き出したケーブルカーでさらに登ります。
広さはあるけど柵のない道を歩き、次々に迫りくる絶景を堪能し、気がつけば道は段々と険しくなっていました。
思いがけずガチ登山に…街歩きの恰好ですが…
途中でさすがにここまでにしておこうかと迷っていたら、降りてきた人に「その恰好で行くなら気を付けて!でも頂上の景色最高だよ!」って言われてやる気爆発。
結構ドキドキする場面もありましたが、やはり頂上からの景色は最高でした。
あんな絶景が見られるなんて、がんばってよかった!
Montserratみたいな乾いた山、日本にもあれば是非行ってみたいです。

かなりゆるい旅で、ものすごく暇になってツアーバスに乗ったり、観光船に乗ったり、ひたすら歩き回ったり、知らない街だったバルセロナも親しみのある場所になりました。
思えば約十数年ぶりのヨーロッパ。
行ってみたい場所はたくさんあるので、年に1度くらいは海外に行こうかなぁ。

北京出張

3月は北京で仕事をしました。

初めて滞在する場所なのでソワソワしながら向かいましたが、現地の方々の手厚いサポートのおかげで快適に過ごすことができました。
毎日よく食べ、よく働き、よく眠り。
海外での仕事は緊張や疲れもあるけど、規則正しく生活できてなんだかいつもより体も軽やかな気もします。
日本でもこんなシンプルな日々を送りたいと思っているのになぜできないのだろう…

私、中国語は全くできないのですが、不思議と言葉の壁は感じませんでした。
英語がわかるスタッフは1人。

日本ではあまり意識することはないけれど、コミュニケーションにおいて普段いかに言葉のみを頼っているか。
海外に行かなくても、赤ちゃんや動物とのコミュニケーションも同じかもしれない。
表情、目線、動作、声の抑揚や間、体全部で伝えて受け取ること。
そういうものは、言葉の意味に頼り切っているときには眠ってしまっているんだと実感します。

言葉が違う人たちと過ごしていると、その眠っていたところに自然と血が巡っていきます。
そうすると感情や意識を共有しているような感覚になって、同じことで笑ったり、これをどうするのかで悩んでるのかなと察しがついたり、お互い違う言葉で話しているのになんとなく理解できていたりする体験は興味深いものでした。

仕事ではなく旅行で行っていたときにはここまではっきりと感じたことがなかったので、言葉が違う場所で生活に近いことするのは自分を見直す良い機会だと思います。

仕事だけではなく、週末には観光にも行くことができました。
故宮、景山公園、什刹海、頤和園…
大陸の壮大な歴史に触れ、その景色の中に立つことができたことは感動でした。
ここで歴史が動いてきたんだなぁ…と存分に想い耽ることができました。

島国の日本と、大陸の中国。
街のまとめ方とか作り方の違いも面白い。
彼らの言葉や習慣もこの大陸で醸成されてきたのだなと感じる日々でした。

私は旅行者としての中国人にしか、ほとんど接したことがありませんでした。
でも自分の国にいる彼らは、当たり前ですが旅行者としての姿とは違った印象でした。

臆せず親切に世話をしてくれて、言葉は通じないけど私と話したいと思って話しかけてくれる。
バスでは年配の方にすぐ席を譲るし、譲られた人も感謝して席につく。
日本でももちろん同じ光景はあるんだけど、その堂々と、さらっとした雰囲気がいかにも大陸風だなと思っていました。
私も自分の国で誰かを迎えるときには、自分がしてもらったように自然で親切な自分でありたいです。

中国で毎日助けてくれた皆さん、本当にありがとうございました。
次に行く時には少しでも、あの楽しそうな雑談の言葉を拾えるといいなぁ。

Nepal

先日までネパールに行っておりました!
個人的にはあまり興味を持っていなかった場所ですが、「織り」がネパールに行く機会を作ってくれました。
つくづく不思議だし、また世界を広げてくれて感謝しています。

ネパールでは手織りで製品を作っている現場に触れたり、思いがけず観光もたっぷりできました。
織りに関しては何を見ても新鮮で、だけど共通の言語をお互いに持っているというような、なんとも居心地良く刺激的な時間に満ちていました。
拙い言葉で、でも確かに新しい世界に踏み入る興奮を共有できたことがとても嬉しかったです。
世界は広くて、踏み出す度にもっともっと自由になっていく気がしました。
正解も完成もなく、とにかく続けていくことだと思いました。

何かに背中を押されているような時も、自分が小さく思える時も、どんな時もとにかく取り組み続けていくことしかないんじゃないかと、ネパールで日々考えた事はいつもそこに着地しました。
みんな黙々と体を動かしていた。
彼らの仕事について話を聞くと、小さな笑顔で、微かに誇らしげで素敵だったなぁ。
わたしも自分の仕事の話をするとき、あんな姿でいたいと思いました。

ネパールでは紡ぎは女性の仕事で、織りは男性の仕事。
訪れたところはどこもそんな風景だったし、決して賃金も高くない。
でもやっぱり良い仕事だなと、「織り」で生活する人々を眺めていました。

ネパールには興味を持っていなかった…とか言いつつ、行ってみると結構前のめりになってしまうような興味深い国でした。
宗教や生死観など、ちょっと本当に面白かったので、観光についてはまた追々書きたいと思います!

とりあえず、連休の展示会を!楽しみにしつつギリギリまで!てんてこまいです!!

フフホトへの旅

内モンゴルの呼和浩特(フフホト)に行ってきました。
目的は織物工場訪問。
フフホトは世界一のカシミヤの産地です。

…とは言え、実はこの地名すら知りませんでした。
そんな場所に自分が行くことになるなんて本当に不思議。
織物が連れてきてくれた場所です。

中国も初めてだし、どんなに遠い所だろうと思っていたら、意外と近かった!
北京から国内線で1時間ちょっとでした。
到着したのは夜で、飛行機から外に出るとひんやりと心地よい風。
8月はベストシーズンで、訪れる人もかなり多いようです。

宿泊先は Phoenix Hotel Inner Mongolia という立派なホテルで、モーニングブッフェの炒飯が上品な味付けでとても美味しかったです。
地元のご飯はお肉が多くて、私はお肉は苦手だけど、麺とか炒め物とか美味しくいただきました。

滞在中は工場の見学をしたり、技術者の方々に話を聞いたり、とても濃密な時間を過ごしました。
悔やまれたのは、中国語を勉強していなかったこと。
英語は全く通じない環境で、日本語ができる人が席を外している間はやり取りが滞ってしまう。
当たり前のことなんだけど、私が少しだけでも中国語に取り組んでおけば伝えられたことがたくさんありました。
彼らの言葉のままで受け取って、自分の言葉で彼らに伝えられたら、もっと話したいことがいっぱいあったのになぁ。
でも、中国語と日本語で、紙とペン、身振り手振りを最大限に使ってのやり取りは気まずさなどかけらもなく、ただお互いの考えを掴み合うのが楽しかったです。
全力で伝えようとすること、受け取ろうとすることっていうのはコミュニケーションの根本なんだと感じられました。
織りに関してのことで勉強になることもたくさんあったけど、こういう、知識ではない体験がまた自分の骨を太くしてくれるはず。

言葉が通じない中で、好奇心や楽しい気持ちを確かに共有したこと。
それがこの旅での私の体験です。

帰路では目的地に着陸できなかったり、乗り継ぎ便が欠航になったりとアクシデントがありましたが、そのおかげで関わり合うこともなかったはずのたくさんの人に助けてもらって、色んな話をすることができました。
困った時でも人にやさしくするってすごいことだよなぁ。
自分もそういう人でありたい。
久しぶりの海外は人とのふれあいの旅になりました。

フフホトは夏がとても涼しくて乾いていて、思った以上の都会で、草原も砂漠もあるところ。
最終日に連れて行ってもらった草原はすばらしい景色でした。
草原に行く途中に見える山の景色も見惚れてしまった。
3、4日で楽しめると思うので、興味のある方は是非行ってみてください!

雨と暑さ

酷い雨とただただ暑い日々が続く7月。
普通に暮らしていてもぐったりしてしまうのに、被災された方々はどれほど大変だろうかと思います。
せめて暑さが少しでも和らぐといいのに…

わたしは打合せで東京に出張があったのですが、その時は東京はとても過ごしやすかったです。
それでも十分暑かったけど…
打合せの合間に、上野の森美術館で『書だ!石川九楊展』を鑑賞したり、行きたかったお寿司屋さんに行ったりできました。

石川九楊さんの作品は『書』と括ることができないような壮大なスケールで、大変見応えがあるものでした。
線を引く、止める、払う、撥ねる。
その表現をこんなに解放できるなんてどんな世界に生きているのだろうと、時間を忘れて見入ってしまいました。
表現って、自分がやってみると、人がしていることの凄さが初めてわかる。
手を動かさなければ受け取れないことがたくさんある。
自分でアウトプットするということの意義を改めて感じられました。
表現することと受け取ることはセットなんだよなぁ。

これからは自分の中身が底をついたらやっていけないと、またここで自分の態度を見直しています。
薄っぺらい自分に肉付けをしていかないといけない。
もっと自分のことをちゃんと知っていきたい。

自分の世界だけだと、なかなかこういうことも鈍ってしまうので、刺激的な世界に触れられて良かったです。
暑さもなにか糧にできればいいんですけど。
今はただ辛いだけです…

みなさま元気に楽しく夏を過ごされますように!

バカンス⑧―沖縄―

遂にクライマックスまで辿り着きました。
ダラダラとすみませんでした…

福岡に戻った翌日、旅の打ち上げと称して沖縄に飛びました。
友達と飲むというのが唯一の予定だったので、それ以外は車を運転したり、歩いたり、ぼんやりしたり、とにかく無心で過ごしました。
全くのノープランだったのですが、県立博物館を通りかかったときに「志村ふくみ」の文字が目に飛び込んできたんです!
慌てて引き返して会場に入ると、そこにはたくさんの作品が!!
志村ふくみさんは染織家で人間国宝になられた方です。
出会いは中学校の国語の教科書。
桜染めの話です。
ずっと草木染に取り組んでいらして、今もなお精力的に活動に取り組んでおられます。
去年、京都での講演に参加したのですが、物事に対するおおらかで謙虚な姿勢、溢れるエネルギーに圧倒されました。
展示されている作品は、これが全て植物が秘めている色なのかと、信じられないような鮮やかな色ばかりで、私の見た志村さんの姿が思い起こされました。
こんなタイミングで作品を見ることができるなんて本当になんて幸運!
来た甲斐があったというものです。

翌日は友達と朝から合流し、三笠のちゃんぽんで腹ごしらえ。
沖縄で暮らしていたとき、私の体の半分はこのちゃんぽんでできていたと言っても過言ではありません。
その後は、行く先など何も目的がないので、適当に北に走り出します。
途中でコーヒーでも飲もうよということになり、「じゃあ古宇利島あたりでカフェにでも」と話していたのですが。
気が付けば原生林みたいな中をひた走っておりました。
どうやら話に夢中で通り過ぎた模様…コンビニすらも見当たりません。
というか対向車すらもありません。
やっと見つけたコンビニではビールじゃんけんに負けてドライバー決定だし、夕方からは那覇で飲むつもりだったので、渋滞を避けてまさかの直帰。
何もせずに沖縄本島を3分の2周くらいしただけという素晴らしく気ままなドライブでした。
夜は3軒飲み歩いて、最後はカラオケでフィナーレ。
最高の夜でした!

最終日はA&W行って、そばも食べて…としていたら暑さに耐えきれなくなったので、早々と空港に退散しました…

思い切って時間をつくって、この旅を実行できて本当に良かったと思います。
できるときにできることを。
これからも自分の糧になるような時間の過ごし方をしていきたいです。

飛行機も安いし、沖縄は近いので、またちょくちょく遊びに行こうと思います!

バカンス⑦―出雲―

鳥取から出雲大社に向かい、じっくりとそれぞれの神様をお参り。
以前訪れたのは60年に1度の遷宮のときだったので、どこもかしこもものすごい人出で大混雑でしたが、今回は何もない平日でゆっくり静かに見て回ることができました。
熊野とはまた違った雰囲気でこちらも独特の空気が感じられて圧巻です。
良縁を力強く懇願してまいりました。

前回は時間がなくて見られなかった「古代出雲歴史博物館」。
今回こそは!と意気込んでウキウキ向かったら、まさかの休館日…
調べて来ていたのに…休館日は火曜日のはずでは…とふらふらしながら確認してみると、なんと今日だけイレギュラー!
この週だけ休館日がずれている…なんということ…
神様はまた来いとおっしゃっているのか…とメッセージを理解し、慰めに参道のお店でぜんざいを食べて出雲をあとにしました。
次は絶対休館日を避けて、神在月にきてみたいな~

この日は益田に宿泊。
次の日は朝からすぐ近くにある石見美術館でマリメッコ展を鑑賞してからまた移動です。
グーグルマップで発見して、ものすごく見たかった「ホルンフェルス断層」。
着いた場所は、奥まった静かなところで、看板の案内に沿って進んで行ったんですが…なかなか困難な道のりでありました…
この旅で一番の難所だったかも…
波が打ち付ける岸壁に向かっていくので、そこはフナムシたちの楽園でした…
わたし、自然に慣れ親しんだ経験が浅いので考えが及びませんでした…
虫、死ぬほど苦手なんです…
でもどうしても見たい、見ないで帰るわけにはいかない!と情熱を振り絞って険しい道を進みました。
またここを戻るんだよね…と片隅で思いながら。
他に見に来てる人なんていないので、気兼ねなく「イヤー!」とか「あっち行ってー!」とか叫びながら進めたのは助かりました。
そんな難所を乗り越えてたどり着いたところは、初めて見る景色でした。
色んな時代が積み重なった壮大な空気に息を飲みました。
想像もつかない程の長い時を見ることができて、本当に行って良かったです。

そこからまた西に向かい、途中萩の松下村塾に立ち寄って観光は終わり。
松下村塾は思っていたよりもずっと小さくて簡素で、ここにたくさんの傑物が集まったのかと思うと感慨深いものがありました。
ゆっくり見られてよかったです。

そうして福岡に向かっていよいよ旅もクライマックスです。

バカンス⑥―鳥取―

ずっとずっとずっと砂丘に来たくて、ようやく叶えることができました!
本当は砂漠に行きたいんだけど、まあ、遠いので機会があればそのうちに…

誰の足跡もついていない風紋を見たかったので、朝8時に砂丘に行きました。
お土産屋さんが並んでいるので、車はそちらの駐車場に。
ビーサンに履き替えて、道を渡って砂丘に入っていきます。
やった!誰もいない!!
誰もいない(はずの)砂丘に「わーーーー♡」と声を上げながら駆け寄ると、風紋が!素晴らしい!
もう想像以上に神秘的で美しくて、胸にぐっとくる光景でした。
いつまでも眺めていられるような、場所によって違う表情を見せる風紋。
晴天の青とのコントラストが鮮やかで、座り込んでうっとり眺めていると自分がどこにいるのかわからなくなってしまうような現実から離れた世界です。
砂丘の向こうはすぐ海で、ちょっと遠くを見ると砂の果てがちゃんとあって、道の向こうにはお土産屋さんが並んでいるのに…
とか思いながら道の方を振り返ると、小さく人が見え始めたので慌てて写真を撮りました。
どこを切り取っても綺麗だからきりがないんですが、ここぞとばかりに写真の鬼と化しました。
ここまでほんの3~40分くらいのはずなんですけど、気が付けばもう陽射しが強く照りつけていて、灼熱の暑さになっていました。
でも、汗だくで砂を踏みしめて砂丘を登り、またそこからの風紋も素晴らしかった!
砂丘の上で立ち尽くしていると、さっき小さく見えていた人たちも登ってきていて、そこで横浜から来ていた方々との素敵な出会いがあったのでした。(ちょっと前のブログに登場)

そして砂丘ではもう一つやりたいことがありました。
「ラクダ」です。
ラクダに乗るのをどれだけ楽しみにしていたことか。
時間になって乗り場に行くと、もう人が並んでいました!
結構、年配の方が多くいらして、みなさんウキウキして楽しそうでした。
暑さに強いイメージのラクダですが、種類によっては暑いの苦手みたいで、今日の暑さはつらいかもな~と係の人が言っていました。
その辺を周るだけなので乗れるの時間は短いけど、砂の上をラクダの背に揺られて歩くのはとても心地よかったです。

白いラクダちゃんは乗れなかったけど(ラクダは選べないので)、美人だったので写真だけ!ってお願いして撮らせてもらいました。
いつか本物の砂漠でラクダに乗りたい。

バカンス⑤-竹田城-

鈴鹿の友人のお宅でお世話になって、午前中は彼女とスタバでマッタリトーク。

こんなきっかけがなければなかなか来るチャンスがないので、特に何もしてないけれど、友人の暮らす街を見られて良かったと思います。

 

さて、鈴鹿を出発して次なる目的地は朝来!

天空の城・竹田城です。

途中SAで休憩がてら琵琶湖でも眺めようかと思ったのですが、そのままぶっとばしてしまいました。

見応えあるんだろうな~ 琵琶湖はまた次回のお楽しみ。

少し太陽が低くなってきた頃に竹田城に到着。

山城の郷というところに車を停めて、そこから天空バスに乗ります。

バスを降りるとそこから約20分の坂攻めです。

なかなかの上り坂で、途中立ち止まる人もちらほら。

でもしっかり舗装された道なので、ここをガシガシ登ってゆきます。

その道のりを越えて辿り着いた先には絶景が待ち受けていました。

雲海なんて見られた日には正気ではいられないんじゃないだろうか…

山々と田畑に囲まれた城跡。

わたしはこの「城跡」というものがなんとも好きで、天守閣なんかよりも石垣に萌えるのです。

沖縄でも今帰仁や勝連など萌えスポットがたくさんあったな~

たまちゃんのお父さんばりに写真を撮りまくりました。

天空の城で思う存分風に吹かれてたらバスを逃してしまったので、歩いて下山することに。

下り坂だし、楽ちんで割とすぐに車まで戻ることができました。

 

そしてこの日の宿は鳥取なので、また移動。

陽が沈むころに鳥取に入って、宿に車を置いてからお楽しみの夜です。

超超超楽しみにしていた「素ラーメン」!

鳥取駅の近くの「小次郎」というお店でいただきました。

素らーめん、もう最高…福岡で食べられないのが本当に残念です…

お店の方も親切で、ちょうど店内もゆっくりしていたこともあり、鳥取の観光情報を色々と教えてもらいました。

だし巻き玉子やあごのお刺身、鳥取のお酒も堪能した楽しい夜でした。