カテゴリー: weave

プレゼント

最近、仕事でもプライベートでも「プレゼント」について考える機会が多くなっています。

私自身は物欲が枯れていることに起因して、プレゼントをもらうということがあまり得意ではありません。
でも歳を重ねるにつれて人に何かを贈るという機会も増え、その度にプレゼントについて色々と考えたり悩んだり相談したりして自分なりにこれだ!と思うものを探してきました。
その人の生活や生き方に思いを馳せて、何を贈ろうかと考える時間はとても豊かだと思います。

自分のプレゼント遍歴を振り返ってみると、私は「贈ったあと変化していくもの」を選ぶのが好きなようです。
食べること、旅行や遠出、植物、本、ギフトカード…
形が定まらないもの、自分を動かしてくれるものがとても好きです。

私が自分で作っているものは「物」だけれど、作る過程で贈る人と贈られる人どちらにも触れることができます。
それは自分にとってプレゼントについての考えを広げてくれる経験になりました。
良いものを仕上げられれば、プレゼントに込められた想いはより味わい深いものになり、受け取った人の生活に新しい風が吹き込む窓になるかもしれない。

簡単なことではないけれど、こういう考えを持って作っていけたらいいなと思います。
プレゼントについてはこれからも色々と考えていくトピックになりそうです。

マイナーチェンジ

同じものをいくつも作るということは、以前はもっとつまらないことだと思っていました。
だけど今は面白い。

作って、使ってもらって、「…ここ、もう少し良く納まらないかな~」という唸りを頭の片隅に遊ばせておく。
するとある時にふっと頭が澄む。
そういうふうに「解」を見つける瞬間が一番ワクワクします。
新しいデザインを考えるときも、喜びがあるのはその「解」が見えたとき。

工夫って本当に面白い。
「なんか、どうにかできそう…」って思ったら止まらなくなってしまいます。
まだ見つけてないのに、その存在を根拠なく確信しているあの感覚がとてもすきです。

春に向けて麻の糸を織り始め、昨シーズンからの品番も少しずつ成長しています。
パッと見てわかるような変化ではないけれど、さりげなく、ちょっとだけ良くなっているはず。

たくさん考えて織って、「織」の仕組みの中でもっと自由になりたいな~

作る動機

「クーリエの人びと」のイベント真っ只中です。
福岡と熊本から12ブランドが集まり、連日売場も賑わっております!

こういうイベントのとき、お客様との出会いはもちろんのこと、色んな作家さんとの出会いにも胸がソワソワします。
今回は熊本からの作家さんも入れ替わりで売場に入ってくれているので、ご挨拶から始まって製作についての話でとても盛り上がります。

そこで度々、始まりについての話になっています。
今回に限ったことではないのですが、わたしは「どういうきっかけで織りを始めたの?」と聞かれることが多いです。
その「きっかけ」について考えるうちに思い当たったのは、「消去法だな」ということでした。
「これがやりたくて、これさえしていれば幸せ」というよりも、私の場合は「これならやれそう、ずっと向き合っていけそう」という感じ。
織り以外でもわたしの柱になっているものって全部そういうふうに結びついているものばかりのようです。
なんだかポジティブさに欠ける気がしますが…
「楽しさ」を入り口にして始めたものは全然続いていない…多分、飽きちゃうんだろうな…

作ることが自分にとってどういうことなのか、というのは本当に人それぞれのようです。
幸せな気持ちにしてくれたり、ストレス解消になっていたり、人に喜んでもらえたり。
それぞれでいいんだと思います。
こんなふうに話したり考えたりする中で、自分の感じ方や考え方が見えてきてとても面白いです。
人がそれぞれ自分とは違う感覚をもっているということを実感できて面白い。

自分を切り拓いてくれる出会いを、ようやく楽しめるようになりました。
また明日からも楽しみです。
みなさまも、クリスマスに向けて楽しい冬の日々をお過ごし下さい!

こうありたい

織りに向かうとき、こうありたいという理想の状態があります。

「前も後ろも上も下もなく、”今”だけに集中する」

というか、できれば常にこうでありたいのですが、なかなかそうはいきません。
どうしても頭に色んな言葉や考えが過ったりして、気が逸れてしまいます。
「あれはこうだったな…」とか、「明日はこれを…」とか。

以前、何度かマラソンを走ったことがあるのですが、そのときもいつも心の中で同じ戦いをしていました。
今どのくらい走ってきたかとか、ゴールまであとどのくらいかとか考え始めると、もう一気に心と体がバラバラになってしまう。
「ただ一歩一歩地道に進む」
やるべきことはそれだけだとわかっているのに、不思議なものです。

そんな状態では、何をやろうとしても実感が掴めず、ただただ焦りだけが湧くばかりです。
今まさにそこにいるので、なかなかしんどい。
アイデア出しのときも、どの色にもピンとこない焦り!
サーっと血の気が引くのです…

そのどん底の時に、何かでこんな言葉を拾いました。

「何も浮かばないときというのは、自分の中に何もないわけではなくて、テンションが低いからアイデアを出せないだけ」

確かに、そう、テンション、低い、そうそうそう。
義務感と焦りばかりで、ああしよう、こうしようみたいな高揚感がなくて苦しかった…!

そんなわけで、外に出たり、人に会ったり、色々見たりして、テンションを上げる活動を心掛けるようになりました。
散らかっていた頭の中もだいぶ片付いてきたところです。
こういうものを織りたい、というのもアウトプットできるようになってきたので、またここから精一杯地道にやってみます。
9月はじたばたするばかりだったけど、無駄な時間ではなかった…はず…と思うことにします。

最近の変化

織りに向かうことについて、自分の中で雑然としたまま置いておいた部分があります。

それがここ最近のいくつかの出来事に揉まれて、するっと淘汰されて、ふとすっきりしました。

自分はこういうものを作るのか、という手掛りのようなものの輪郭が少し見えたような気がします。

そんなふうに探ったり、変化したりしながら、織りとつきあっていけたらいいかなと思いました。

 

とりあえず、バタバタの時期が過ぎたら、このサイトに手を入れなおすつもりです。

お楽しみに!

1周年

そういえば the weaving work 1周年でした!

1年前の今日、10/1にこのサイトをオープンして活動を始めました。

あっという間で、ぐんぐん進む状況に置いて行かれそうになりながらの1年でした。

また今日から、より地道に製作に取り組んでいきたいと思います。

今年一杯はイベントで大忙しですが、来年は製作に重点を置いてやっていく予定です。

嵐の1ヶ月

9月は表に出ずっぱりの1ヶ月でした。

岩田屋の限定ショップ、吉野ヶ里での工芸市場と、お越しいただいた皆様や応援してくださった皆様に心よりお礼を申し上げます。

作業は全くはかどらなかったけど、たくさんの方に織物を見て、触れていただくことができたのは何よりの収穫でした。

とてもうれしかったです。

自分がどんな世界観を持っているのか、これからどんなふうに作業に取り組むのか、また少しピントが合ってきた気がします。

あまり焦らずにしっかりと表現していきたいと思います。

変化していくことも大切にしたいです。

草木染

最近は草木染に力を入れております。(写真は茜と柘榴で染めた糸です。)

いずれ草木染の織物も出していきたいと思い、目下研究中です。

が、私自身は自然と親しむ機会の少ない子ども時代を送ってきたので、草花に関する知識が非常に乏しいのです…

自然豊かな場所に暮らす方々の物知りなこと!

自然には色んな知恵が溢れているということに今更ながら惹かれています。

草木染を良いきっかけにして、これから小さな歩幅で一歩ずつ進んでいくことにします。

 

そして5月のイベントに向けて準備に追われています!

万端でお客様をお迎えできるようにラストスパート頑張ります!!

 

小さな織り機

サンプルや小さなパーツをささっと織ることのできる簡単な機が欲しくて作りました。

4枚綜絖の卓上機は買うと高いし、構造がシンプルなので自分で作ったほうがいいかも、と早速計画スタート。

色々考えて描いて…としたつもりでも、いざ作り始めるとやっぱり不具合が出てきて、組んではばらしの連続でした。

何とか模様を織り出すところまでいったものの、まだまだ工夫が必要です。ガタピシしてるし。

次はもっとしっかりしたものを作るぞ。

音について

織りの作業中はほとんど音楽などをかけずに過ごします。

無音というよりも、何か生活の物音の中にいる方が落ち着いて集中できる気がするのです。

学生の頃、授業中に他の皆の意識が授業に集中している中でこっそり自分で別のことを考えたりする事がすきでした。

自分の席が自分だけの小宇宙のように感じられて、何の縛りもない時間よりも心が自由になったような感じがしていました。

今も周りの人が何かしている中で考えごとをしたり、細々とした手作業をするのがすきです。

人の中にいる方が安心してひとりで自分に没頭できるのかもしれません。

最近、移動可能な作業はだいたい実家に持ち込んでやっています。