こうありたい

織りに向かうとき、こうありたいという理想の状態があります。

「前も後ろも上も下もなく、”今”だけに集中する」

というか、できれば常にこうでありたいのですが、なかなかそうはいきません。
どうしても頭に色んな言葉や考えが過ったりして、気が逸れてしまいます。
「あれはこうだったな…」とか、「明日はこれを…」とか。

以前、何度かマラソンを走ったことがあるのですが、そのときもいつも心の中で同じ戦いをしていました。
今どのくらい走ってきたかとか、ゴールまであとどのくらいかとか考え始めると、もう一気に心と体がバラバラになってしまう。
「ただ一歩一歩地道に進む」
やるべきことはそれだけだとわかっているのに、不思議なものです。

そんな状態では、何をやろうとしても実感が掴めず、ただただ焦りだけが湧くばかりです。
今まさにそこにいるので、なかなかしんどい。
アイデア出しのときも、どの色にもピンとこない焦り!
サーっと血の気が引くのです…

そのどん底の時に、何かでこんな言葉を拾いました。

「何も浮かばないときというのは、自分の中に何もないわけではなくて、テンションが低いからアイデアを出せないだけ」

確かに、そう、テンション、低い、そうそうそう。
義務感と焦りばかりで、ああしよう、こうしようみたいな高揚感がなくて苦しかった…!

そんなわけで、外に出たり、人に会ったり、色々見たりして、テンションを上げる活動を心掛けるようになりました。
散らかっていた頭の中もだいぶ片付いてきたところです。
こういうものを織りたい、というのもアウトプットできるようになってきたので、またここから精一杯地道にやってみます。
9月はじたばたするばかりだったけど、無駄な時間ではなかった…はず…と思うことにします。