作る動機

「クーリエの人びと」のイベント真っ只中です。
福岡と熊本から12ブランドが集まり、連日売場も賑わっております!

こういうイベントのとき、お客様との出会いはもちろんのこと、色んな作家さんとの出会いにも胸がソワソワします。
今回は熊本からの作家さんも入れ替わりで売場に入ってくれているので、ご挨拶から始まって製作についての話でとても盛り上がります。

そこで度々、始まりについての話になっています。
今回に限ったことではないのですが、わたしは「どういうきっかけで織りを始めたの?」と聞かれることが多いです。
その「きっかけ」について考えるうちに思い当たったのは、「消去法だな」ということでした。
「これがやりたくて、これさえしていれば幸せ」というよりも、私の場合は「これならやれそう、ずっと向き合っていけそう」という感じ。
織り以外でもわたしの柱になっているものって全部そういうふうに結びついているものばかりのようです。
なんだかポジティブさに欠ける気がしますが…
「楽しさ」を入り口にして始めたものは全然続いていない…多分、飽きちゃうんだろうな…

作ることが自分にとってどういうことなのか、というのは本当に人それぞれのようです。
幸せな気持ちにしてくれたり、ストレス解消になっていたり、人に喜んでもらえたり。
それぞれでいいんだと思います。
こんなふうに話したり考えたりする中で、自分の感じ方や考え方が見えてきてとても面白いです。
人がそれぞれ自分とは違う感覚をもっているということを実感できて面白い。

自分を切り拓いてくれる出会いを、ようやく楽しめるようになりました。
また明日からも楽しみです。
みなさまも、クリスマスに向けて楽しい冬の日々をお過ごし下さい!