見上げる癖

ふと、空が一面オレンジ色に染まっているのに見惚れて、それから夕焼けの時間に散歩に出るようになりました。
毎日違った色に染まってゆく空を眺めながら黙々と歩きます。
目を離せないときはじっと立ち止まる。

空を見上げる癖がついたのは、そういえばきっかけは夕焼けじゃなくて綺麗な月だった気がします。
9月に入ってからの月があまりにも綺麗で、写真には納めるのは諦めて、じーっと眺めていたんだった。
つい写真を撮りたくなってしまうけど、ちゃんと自分の目でその時の美しさを感じることも忘れないようにしたいものです。

涼しくなって日の出の時間も遅くなってきたので、この頃は朝日を見に行くこともあります。
楽しみに早起きして、遠くから夜が明けていく様子を見ていると心も体も澄み渡っていきます。
夕日も綺麗だけど、朝日はまた違った迫力があって震える…

見上げれば刻々と移り変わる景色があって、ゆっくり眺める時間がなくても傍に感じながら過ごせば、日々を鮮やかに感じられる。
晴れの日、雨の日、春、夏、秋、冬…
その時々の景色から色んなことを受け取りながら大らかに過ごしていきたいです。

みなさまも、これから深まる秋を存分に楽しまれますように!