同じものをいくつも作るということは、以前はもっとつまらないことだと思っていました。
だけど今は面白い。
作って、使ってもらって、「…ここ、もう少し良く納まらないかな~」という唸りを頭の片隅に遊ばせておく。
するとある時にふっと頭が澄む。
そういうふうに「解」を見つける瞬間が一番ワクワクします。
新しいデザインを考えるときも、喜びがあるのはその「解」が見えたとき。
工夫って本当に面白い。
「なんか、どうにかできそう…」って思ったら止まらなくなってしまいます。
まだ見つけてないのに、その存在を根拠なく確信しているあの感覚がとてもすきです。
春に向けて麻の糸を織り始め、昨シーズンからの品番も少しずつ成長しています。
パッと見てわかるような変化ではないけれど、さりげなく、ちょっとだけ良くなっているはず。
たくさん考えて織って、「織」の仕組みの中でもっと自由になりたいな~